Corsairより小型ハイエンドPC「CORSAIR ONE i182」発表
CorsairからCPUにCore i9-9920X、GPUにRTX 2080Tiを搭載したコンパクトPC「CORSAIR ONE i182」が発表されました。
容量13.1L(公称は12L)というサイズの割に非常に高いスペックを誇ります。
そして、お値段なんと$4499.99(約50万円)というびっくり価格です。
発売日は2019/10/9時点で公式サイトで予約販売となっており、1~2週間後に発売という表記がありますが、日本での販売については不明です。
目次
外観
引用元:Corsair
スペック
サイズ | W172.5 x H380 x D200mm |
重量 | 7.38kg |
マザーボード | X299 Mini-ITX |
CPU | Intel i9-9920X |
グラボ | Geforce RTX 2080 Ti |
メモリ | 64GB (DDR4-2666 16GB x 4) |
SSD | 960GB M.2 NVMe SSD |
HDD | 2TB 2.5” 5400RPM |
電源 | Corsair SF750(Platinum認証) |
冷却機構 | CPU,GPU共に水冷。ケース上部にファン有り。 |
有線LAN | Gigabit Ethernet |
Wi-Fi | 802.11ac |
Bluetooth | 4.2 |
フロントポート | USB 3.1 Gen1 x 2、マイク、ヘッドホン端子、HDMI(2.0a) |
OS | Window 10 Pro |
CPU
CPUはIntel Core i9-9920Xが採用されており、スペックは12コア/24スレッド、ベースクロック3.5GHz、最大4.5GHzとなっています。
TDPは165Wで、コンパクトPCに乗せるにはかなりお熱いCPUだと思います。
GPU(グラフィックボード)
採用されているGPUはRTX 2080Tiで、デスクトップ用のものが使用されているようです。
現状のコンシューマー向けGPUでは最強と言っていいでしょう。
TDPは300Wで、こちらもCPUと同様とてもお熱いですね。
映像出力はDP x 3となります。
冷却機構
CPUとGPU共に簡易水冷となっており、製品ページの紹介動画を見るとケースのサイドパネルにそれぞれCPU用とGPU用のラジエーターが取り付けられているのが分かります。
(ラジエーターファンが見えないのが気になりますが。)
また、紹介動画にはケース上部にファン(おそらく排気用)が取りついているのが見えます。下部には電源がいるので、ファンは取りついていないと思われます。(こういった細かいところもスペック表に載せてほしい所です。)
メモリ
紹介動画を見る限り、搭載されているのはCorsairのノートPC用メモリ(S.O.DIMM)で、DDR4-2666 16GBが4枚使用されています。
マザーボード
マザーボードはX299チップセットを搭載したMini-ITXという情報しかありません。
搭載メモリがS.O.DIMMで、映像出力ポートがI/Oパネルに無い辺りを見るとおそらく専用設計なのでしょう。
その他
- 電源はSFX電源で電源容量750WのPlatinum認証電源が採用されています。
- ストレージのSSDとHDDについてはメーカー、型番などは不明です。
- フロントポートのHDMIはVRのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を接続することを想定しているとのことです。
まとめ
小型でハイスペックなPC「CORSAIR ONE i182」が発表されました。
価格は約50万円と、i9-9920XとRTX 2080Tiを搭載しているので当然と言えば当然ですが、 いやー、さすがにお高いですね。
専用基板のようですし、色々と費用が掛かっているでしょう。
ちなみに、2019/10時点でi9-9920Xが約12万円、RTX 2080Tiが15~20万円ほどとなっています(価格.com調べ)
このPCの何より気になるところはTDP165WのCPUと300WのGPUを搭載しているため、その熱をしっかりと排熱できるのかというところでしょう。
排熱できないような設計をするはずはない、というのは分かりますがやはり心配になってしまいます。
そして、電源容量750WというのもPlatinum認証とはいえ、若干心許ない気もしますが、構成を変更することもないので特に問題ないのでしょう。
個人的にはこのケースを一般向けに使用しやすい形にして販売して欲しいです。
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