noctua真っ黒クーラーシリーズに「NH-L9a-AM4」追加

2019/11に突如として発売されたnoctuaの真っ黒CPUクーラーシリーズにAM4ソケット用「NH-L9a-AM4 chromax.black」が追加されました。
Intel向けの「NH-L9i chromax.black」は既に発売済みではありましたが、「NH-L9i」をAM4ソケットに取り付ける場合、変換ブラケットが必要となっていたため少し面倒でした。
「NH-L9i」で売れ行きを見て好調だったため「NH-L9a-AM4」の販売に踏み切ったのではないかと勝手に想像しています。

日本での発売日と価格については2020/1/22時点では不明ですが、ヨーロッパでは€49.9(ユーロ)≒6,100円で既に販売されているようです。

目次

外観

引用元:noctua

スペック

対応ソケット AMD AM4
対応TDP 別記
サイズ 114x92x37mm(LxWxH)
ファンサイズ 92x92x14mm
最大エアフロー 33.9CFM
最大静圧 1.64mmH2O
最大ノイズ 23.6dB

色以外のスペックは通常noctuaカラーの「NH-L9a-AM4」と全く同じです。

サイズ

サイズはIntel向けの「NH-L9i」よりヒートシンクが少し大きくなっています。
とは言ってもほとんど同じなのですが、ITXケースやマザーボードのコンポネント配置によっては意外とこのわずかな差が干渉する可能性があります。
場合によっては「NH-L9i」にAM4用のブラケットを取り付ける必要が出てくることもあり得ます。
ただ、ヒートシンクが大きい分対応TDPも若干上昇していそうです。

対応TDPについて

noctuaのCPUクーラーは対応TDPについての明記がないのですが、対応CPUリストというのがあり、それを見ると「NH-L9a-AM4」の場合、例えばRyzen 2700XなどのTDP105WクラスのCPUに対しては"エアフローが良ければ対応"と記載されていたり、更に上のCPUの場合"TDP≒電圧を下げれば対応可"というような表記がされています。

その結果から見ると、「NH-L9a-AM4」の対応TDPは95W弱であり、可能であれば65WクラスのCPUに使用するのが無難であろうと思われます

ちなみに、「NH-L9i」の場合、TDP91WのI7-9700Kに対して”エアフローが良ければ対応”という表記がされているので、やはりヒートシンクが少し大きい分「NH-L9a-AM4」の方が対応TDPも上昇しているのだろうと思われます。

まとめ

去年の11月に「NH-L9i」を含めいくつかの真っ黒CPUクーラーchromax.blackシリーズが発売されましたが、わずか数ヶ月で「NH-L9a-AM4」の同シリーズが発売に至るとは想定していませんでした。
冒頭でも書きましたが、真っ黒noctuaはヒットしたのではないかなと推測しています。

それが事実だとすると、茶色とベージュのいわゆるnoctuaカラーがそれだけ敬遠されていたという証にもなってしまいますが・・・。
(実際使ってみるとあの色がクセになるのですけどね。)

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