周回遅れのRX580の性能がドライバ更新で上昇するか検証。

2020-02-02

AMDに限らず、グラフィックボードのドライバを更新することで性能が上昇する、というのはよく聞く話ですが、それはあくまで発売して間もない比較的新しいグラボに対してだろうという個人的な認識です。

ただ何となく、旧世代のグラボに対して本当に性能上昇の恩恵は無いのかなと、ふと思い試してみました。

現在(2020/1/25)、メインで使用しているPCのグラボはPolaris世代のMSI「RX 580 Armor Mk2」です。
今はNavi世代がせっせと発売されており、ドライバの更新もそれらをターゲットにしたものと推測していますが、ドライバ更新前後で各種ベンチマークを実施しました。

ドライバのバージョンは更新前が19.12.2、更新後が20.1.3です。

なお、結論を先に書くと、微増した(気がする)という程度で上昇したとは言えない誤差レベルの変化となりました。

目次

評価環境

マザーボード ASRock Fatal1ty X370 Gaming-ITX/ac
CPU Ryzen 3700X
グラボ MSI RX580 Armor Mk2
メモリ Corsair CMR16GX4M2C3600C18 8GB x 2 (3200Mhz運用)
CPUクーラー ID-COOLING IS-50X
PSU Silver Stone SST-SX600-G V2
SSD① WD M.2(SATA) Blue 500GB
SSD② WD 2.5” Blue 500GB
HDD 東芝 2.5” MQ04ABD200 2TB
ケース Fractal Design Node 202

各種ベンチマークはケースに入れた状態で実施しています。

評価結果

FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク

FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマークの結果は【10377 → 10628で2.42%上昇】

FF15 ベンチマーク

FF15 ベンチマークの結果は【3886 → 3846で1.04%上昇】

3D Mark Time Spy

3D Mark Time Spyの結果は【4563 → 4598で0.77%上昇】

3D Mark Fire Strike

3D Mark Fire Strikeの結果は【12341 → 12443で0.83%上昇】

War Thunder Tank Battle ベンチマーク

最後に私がメインでプレイしているゲーム「War Thunder」のベンチマークです。
結果は【8905 → 9043で1.55%上昇】

まとめ

以上、RADEONのドライバ更新で旧世代グラボの性能が上昇するのか検証でした。

冒頭でも結果は述べましたが、誤差レベルの微増という感じですね。

とりあえず、ドライバの更新で悪さをしなければ良しかなと思っています。
実際のところ時々不具合で悪さをするので最新グラボでないかぎり更新を急ぐ必要はなく、各所でアップされる評価結果を待つのが良いでしょう。

スポンサーリンク