Palitのファンレスグラボ「GTX 1650 KalmX」が発売
PalitよりGTX 1650シリーズのファンレスモデル「GTX 1650 KalmX(ドスパラ販売ページ)」が発売されました。
このグラフィックボードはドスパラで発売済みのファンレスGTX 1050 Tiである「NE5105T018G1-1070H (GTX 1050 Ti KalmX)」の後継モデルとなります。
Palitと言えばドスパラ専売となっていて、今回の「GTX 1650 KalmX」も同様にドスパラからの発売となりました。
価格には約2万円(税込)で、旧世代「GTX 1050 Ti KalmX」との価格差は約2,000円であるため、ほぼそのまま置き換えができそうですね。
目次
外観
引用元:Palit
2本のヒートパイプと2スロット分の厚みギリギリのヒートシンクが良いですね。
スペック
「GTX 1650 KalmX」のスペックを確認していきましょう。
比較対象として前世代の「GTX 1050 Ti KalmX」のスペックも載せておきます。
GTX 1650 KalmX | GTX 1050 Ti KalmX | |
サイズ | 178 x 138 x 38mm | 182 x 142mm |
CUDAコア数 | 896 | 768 |
ベースクロック | 1485MHz | 1290MHz |
ブーストクロック | 1665MHz | 1392MHz |
VRAM | 4GB GDDR5 | 4GB GDDR5 |
映像出力 | DP 1.4a x 2 | DP x 1 |
HDMI2.0b x 1 | HDMI2.0b x 1 | |
- | DVI-D x 1 | |
メモリバス | 128bit | 128bit |
メモリクロック | 8Gbps | 7Gbps |
メモリバンド幅 | 128GB/sec | 112GB/sec |
レイトレーシング | 無し | 無し |
TDP | 75W | 75W |
推奨電源 | 300W | 300W |
補助電源 | 無し | 無し |
スペックを見た感じだとGTX 1050 Tiと比較してサイズが若干小さくなりつつ、スペックが順当に上昇しているのが分かります。
そもそものGTX 1650の性能としては、GTX 1050 Tiから40~50%ほど上昇している言われています。
サイズに関してはファンレスにも関わらず長さは178mmまで抑えられ、厚みも2スロット以内の38mmで薄くなっています。
要注意なのは高さ方向の138mmで、画像を見ても分かる通りブラケットよりはみ出しています。
140mm以下の高さであれば搭載可能なケースも多いと思いますが、ケースの仕様はしっかり確認しましょう。
映像出力は旧モデルからDVI-Dがなくなり、Display Portが一本増えています。
一般的な使用では問題ないかと思いますが、業務用では未だに使用されているDVI-Dを無くしたのは意外でした。
まとめ
以上、Palit「GTX 1650 KalmX」の紹介でした。
かなり貴重なファンレスグラボであり、前世代のGTX 1050 TiもそうですがこのPalitのKarmXシリーズぐらいしか実質選択肢の無い状態です。
GTX 1650であれば最高画質を求めない限り多くのゲームがプレイできますし、更にサイズも小さいためゲームもできる寝室用HTPC(Home Theater PC)など、静音性が求められる環境にはぴったりなのではないでしょうか。
ただ、ファンレスとは言ってもケースのエアフローが悪ければ性能が出し切れないのでそこはケアしてあげましょう。
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