Palitのファンレスグラボ「GTX 1650 KalmX」が発売

2020-03-08

PalitよりGTX 1650シリーズのファンレスモデル「GTX 1650 KalmX(ドスパラ販売ページ)」が発売されました。
このグラフィックボードはドスパラで発売済みのファンレスGTX 1050 Tiである「NE5105T018G1-1070H (GTX 1050 Ti KalmX)」の後継モデルとなります。

Palitと言えばドスパラ専売となっていて、今回の「GTX 1650 KalmX」も同様にドスパラからの発売となりました。

価格には約2万円(税込)で、旧世代「GTX 1050 Ti KalmX」との価格差は約2,000円であるため、ほぼそのまま置き換えができそうですね。

目次

外観

引用元:Palit

2本のヒートパイプと2スロット分の厚みギリギリのヒートシンクが良いですね。

スペック

「GTX 1650 KalmX」のスペックを確認していきましょう。
比較対象として前世代の「GTX 1050 Ti KalmX」のスペックも載せておきます。

  GTX 1650 KalmX GTX 1050 Ti KalmX
サイズ 178 x 138 x 38mm 182 x 142mm
CUDAコア数 896 768
ベースクロック 1485MHz 1290MHz
ブーストクロック 1665MHz 1392MHz
VRAM 4GB GDDR5 4GB GDDR5
映像出力 DP 1.4a x 2 DP x 1
HDMI2.0b x 1 HDMI2.0b x 1
- DVI-D x 1
メモリバス 128bit 128bit
メモリクロック 8Gbps 7Gbps
メモリバンド幅 128GB/sec 112GB/sec
レイトレーシング 無し 無し
TDP 75W 75W
推奨電源 300W 300W
補助電源 無し 無し

スペックを見た感じだとGTX 1050 Tiと比較してサイズが若干小さくなりつつ、スペックが順当に上昇しているのが分かります。
そもそものGTX 1650の性能としては、GTX 1050 Tiから40~50%ほど上昇している言われています。

サイズに関してはファンレスにも関わらず長さは178mmまで抑えられ、厚みも2スロット以内の38mmで薄くなっています。
要注意なのは高さ方向の138mmで、画像を見ても分かる通りブラケットよりはみ出しています。
140mm以下の高さであれば搭載可能なケースも多いと思いますが、ケースの仕様はしっかり確認しましょう。

映像出力は旧モデルからDVI-Dがなくなり、Display Portが一本増えています。
一般的な使用では問題ないかと思いますが、業務用では未だに使用されているDVI-Dを無くしたのは意外でした。

まとめ

以上、Palit「GTX 1650 KalmX」の紹介でした。

かなり貴重なファンレスグラボであり、前世代のGTX 1050 TiもそうですがこのPalitのKarmXシリーズぐらいしか実質選択肢の無い状態です。

GTX 1650であれば最高画質を求めない限り多くのゲームがプレイできますし、更にサイズも小さいためゲームもできる寝室用HTPC(Home Theater PC)など、静音性が求められる環境にはぴったりなのではないでしょうか。

ただ、ファンレスとは言ってもケースのエアフローが悪ければ性能が出し切れないのでそこはケアしてあげましょう。

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