Yestonの「RX550-4G D5 LP」紹介。ロープロでシングルスロットの稀有な存在

2020-03-28

Yestonというとパンダグラボ猫ケースなどを販売しているちょっと怪しい中華メーカーというのが個人的な印象です。

そのYestonから出ているロープロファイル対応かつシングルスロットのグラフィックボード「RX550-4G D5 LP」がAmazonで販売されていたので紹介していきたいと思います。

RX 550という旧世代のGPUであるため性能はあまり期待できず、最新ゲーム向けではありませんので気を付けましょう。
ただやはり、ロープロかつシングルスロットでFluid motionが使用できるグラボという意味でみるとかなり貴重で稀有な存在なのではないでしょうか。

目次

外観

引用元:Yeston(中国語)

この独特な色が中国っぽいですね。

スペック

サイズ 170 x 103 x 20mm
占有スロット 1
コア数 640
クロック 1071MHz
VRAM 4GB GDDR5
メモリバス 128bit
メモリクロック 6Gbps
メモリバンド幅 96GB/sec
PCIe 3.0
映像出力 VGA x 1
DVI-D x 1
HDMI x 1
TGP 40W
推奨電源 300W
補助電源 無し

スペックは不明なところがあるのですが、メーカーの製品ページとAmazonの販売ページの情報から可能な限りまとめてみました。
間違っている個所もあるかもしれませんが、ご了承ください。

特筆すべきはやはりそのサイズでロープロでシングルスロットながら長さも170mmでITXマザーボードサイズに収められているため、拡張スロットのあるケースであればほぼ入るのではないかというサイズになっています。

RX 550のスペックとしてみるとリファレンスモデルから所々変更されており

  • コア数が512→640に増加
  • コアクロックが1100MHz→1071MHzに低下
  • メモリクロックが7Gbps→6GBpsに低下
  • 消費電力が50W→40Wに低下

主要な点だとこの辺りが変更されています。
GPUコアクロックとメモリクロックが低下していますが、コア数が増加しているからか全体のスペックはリファレンスモデルよりも高いようです。
また、メモリ容量に関してはRX 550は2GBと4GBのモデルがありますが、「RX550-4G D5 LP」はメモリ4GB搭載のモデルとなっています。

更に消費電力が40Wに低下しているというのはHTPCなどの用途を想定すると地味にうれしいメリットですね。

注意点として、ロープロファイルとして使用する場合にはVGA出力ポートが使用できなくなるところは気を付けましょう。

まとめ

以上、Yestonの「RX550-4G D5 LP」の紹介でした。

冒頭でも書きましたが、ロープロファイル対応でシングルスロットのFluid motionが使用できるグラボとしてみるとかなりレアな製品だと思います。

現在発売されているRX 5000シリーズのNavi世代からはFluid motionが廃止されていることを考えると1つ持っておいても良さそうなグラボと言えそうですね。

ただ、次世代のRyzen 4000シリーズAPUに搭載のiGPU性能次第ではそっちで充分となる可能性もあるかもしれません。

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