Lian Liの岡持ち型ITXケースの最新型「TU150」発売

2020-03-10

持ち手付きのMini-ITXケース、いわゆる岡持ち型のPCケースはLian Liから以前から出ていました(PC-TU100)が、その最新型と言えるモデルの「TU150」がでました。
機能面もそうですが、片面がガラスパネルになったりと見た目も洗練された印象があります。

TechPowerUPにレビュー記事がアップされています。
英語サイトですが、画像を見るだけでも何となくのイメージがつかめると思います。

型番については4種類あり、「TU150WX」が本体が黒でサイドがガラスパネル、
「TU150WA」本体がシルバーでサイドがガラスパネルのモデルとなっています。

他に「TU150X」と「TU150A」という型番があるようですが、これらはサイドがガラスパネルではなく、中の見えないモデルで黒/シルバーではないかと思われます。
→「TU150X」と「TU150A」も日本で2020/3/13発売予定となっています。

目次

参考画像

参照:Lian Li

スペック

Lian Li「TU150」のスペックを確認していきます。

サイズ W203 x H312 x D375mm
材質 アルミ(外装)、鉄(内部)、強化ガラス(サイド)
対応マザーボード Mini-ITX/DTX
搭載可能CPUクーラー 高さ165mm
搭載可能グラボ 長さ320mm
黒/シルバー
シャドーベイ 2.5” x 2 or 2.5” x 1 + 3.5” x 1
前面ファン 120mm x 1
後部ファン 120mm x 1
上部ファン 無し
底部ファン 120mm x 2
電源 SFX、SFX-L電源

スペック表以外で他のMini-ITXケースと異なるところでは拡張スロットが3スロット確保されており、厚みのあるグラフィックボードも搭載可能となっています。
ただし、3スロット占有のグラフィックボードを載せるとボトムケースファンが搭載不可となる可能性はあります。その場合、グラボファンが直接吸気するので特に問題ないような気もしますので、最新の大きなグラボも搭載可能なのではないでしょうか。

Mini-ITXケースとしては小ささを追求したというより拡張性を優先させたようなスペックで、比較的サイズは大き目でケースファンは最大4基取り付けることが可能です。ただし、TechPowerUPのレビュー記事によると前部ファンにはフィルタが取りついていますが、 底部ファンに防塵フィルターはないとのことです。別途マグネット式のフィルタを用意すると良いかもしれません。

搭載可能なCPUクーラーは高さ165mmまで搭載可能であるためサイドフロークーラーを取り付けることができ、エアフローも十分に確保できそうです。
更に裏配線にも配慮されており、ケースの上部とマザーボード裏にケーブルを通せるスペースが確保されています。
↓裏配線スペース(ケース上部とマザーボード裏)

参照:Lian Li

まとめ

岡持ち型Mini-ITXケースの最新型が登場しました。Mini-ITXとしてはサイズは大き目になりますが、あまり妥協しないPCが組めそうなケースとなっており個人的には割と好みです。
私の場合は「スーツケースに入るサイズ」というのが選定基準で優先されるため、残念ながらこのケースは外れてしまうのですが、例えばお盆休みに実家に帰省するときにメインマシンを持っていくといったようなことがこのケースを使えばやりやすくなるのではないでしょうか。
あとはLANパーティですかね。

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