本格水冷対応オープンフレームMini-ITXケースAntec「Striker」発売

2020-01-03

Antecよりロマン溢れる本格水冷対応のオープンフレームMini-ITXケースが発売されました。
Mini-ITXケースとしてはサイズは大きく(W230 x H410 x D420mm)、ミドルタワーほどの大きさがありますが、Mini-ITXマザーボードに絞った本格水冷ケースとは何ともロマン溢れるものがありますね。

発売日は11/9で、価格は約40,000円(税込)となっています。
さすがに高いですね・・・。

目次

参考画像

参照:Antec

基本スペック

スペックだけでは分からない箇所が多いですが、Antec「Striker」の基本スペックを確認していきます。

サイズ W230 x H410 x D420mm
材質 アルミ、スチール(内部フレーム)、ガラス(サイドパネル)
対応マザーボード Mini-ITX
搭載可能
CPUクーラー
不明(*)
搭載可能グラボ 320 x 150 x 60mm
シャドーベイ 2.5” x 2
搭載可能
ケースファン
後部120mm x 2 or 240 x 1
サイド120mm x 2 or 240 x 1
搭載可能
ラジエータ
後部240mm以下
サイド240mm以下(40mm厚まで)
電源 160mmまでのATX電源

(*)搭載可能CPUクーラ高さについては、水冷前提のためか記載がありません。

搭載可能ケースファンとラジエータについては当然ですが、同時搭載は不可です。
全て空冷で組むことも可能なケースですが、水冷でこそ生きるケースではないでしょうか。

特徴

・マザーボードは90℃回転配置で、I/Oポートがケース下向きに取り付く。
・電源は160mmの長さまでのATX電源に対応。
→ただし、ATX電源を搭載するとマザーボードのI/Oポートとのクリアランス(隙間)が小さくなり、ケーブルの挿抜がしづらくなる可能性あり。
・グラフィックボードはライザーケーブル経由でケースの全面に縦置き配置
・水冷用ポンプ設置場所が確保されている。
・ケース後部とマザーボート設置面裏(ケースサイド面)に240mmのラジエータを搭載可能。
・サイドラジエータ搭載場所に45mm幅のケースマネージメントエリアが確保されている。

搭載エリア画像

参照:Antec

A:最大グラボ長さ: 330 mm(320mmとの記載もあり。)
B:最大電源長さ: 160 mm
C:ケーブルマネージメントスペース: 45 mm
D: 水冷用ポンプ設置場所

両サイド画像

参照:Antec

CPUもグラボも水冷化し、ケース後部とサイド(右画像)にラジエータを設置した画像です。
見事なコンパクト水冷ケースですね。

まとめ

本格水冷前提でMini-ITXマザーボード’のみ’対応というかなりニッチなケースが登場しました。
発売日と価格について判明しましたが、やはりケースとしては高価なものとなりますね。
(水冷パーツの方が結果的に高くなる気もしますが。)

懸念事項としては搭載可能ストレージが2.5” x 2となっており、少々心許ない気がします。M.2 が2本搭載可能なマザーボードを選択する必要があるかもしれません。

Antec公式サイト「Striker」ページ下部の画像ギャラリーを眺めると何となくイメージがつかめると思いますので、本ケースを検討する人はギャラリー鑑賞をお勧めします。

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