煙突構造でメッシュパネル?「ENTHOO EVOLV SHIFT AIR」登場

2020-01-03

Phanteksの「ENTHOO EVOLV SHIFT」シリーズにサイドパネルがメッシュになったモデル「ENTHOO EVOLV SHIFT AIR」が追加されるようです。

メッシュモデルと無印版(ガラスモデル)は基本スペックは同じようなので細かい部分については「エルミタージュ秋葉原さん」にレビュー記事があるので参考になると思います。
基本的にはガラスモデルのサイドパネルがメッシュになっただけのようです。

公式サイトを確認したところ、メッシュパネル単品のページもあるので、既にガラスパネルのモデルを所有している人はメッシュパネルだけ購入すれば、換装できるのではないかと思われます。

発売日や価格は2019/9時点では不明です。

目次

参考画像

参考としてメッシュパネルモデルとガラスパネルモデルの画像を公式サイトより引用します。

ENTHOO EVOLV SHIFT AIR

参照:Phanteks

ENTHOO EVOLV SHIFT

参照:Phanteks

見た目だけで言えば、やはりガラスパネルがかっこいいですね。
個人的にはガラスにスモークがかかっていて丸見えでないのが好みです。

スペック

スペックはメッシュモデルとガラスモデルでサイドパネル以外同じようです。

サイズ W170 x H470 x D274mm
材質 アルミ(外装)、鉄(内装)
対応マザーボード Mini-ITX
搭載可能
CPUクーラー
高さ82mm
搭載可能グラボ 長さ350mm
黒/灰色
シャドーベイ 2.5” x 3 + 3.5” x 1
フロントポート USB3.0 x 2、電源ボタン、RGBボタン
前部ファン 140(120)mm x 2 (注1)
後部ファン 無し
上部ファン 無し
底部ファン 140(120)mm x 1 (注2)
電源 SFX,SFX-L電源

(注1)前部ファンは上下2個配置で下側のファンには120mmラジエーターを搭載可能。
(注2)底部ファンは55mm厚までの120mmラジエーターが搭載可能。

特徴

サイズ

容量では21.9LとITXケースとしては小さくはありませんが、画像を見ても分かるようにフットプリント(底面積)が小さく背の高い、いわゆる煙突構造のケースとなっています。

サイズが大きいだけあって、簡易水冷にも対応しておりMini-ITXケースとしては拡張性は十分と言えるでしょう。

搭載可能CPUクーラー

キューブ型ケースではないためやはりCPUクーラーに制限はあり、最大82mmとなっています。
サイドフロークーラーを取り付けることは出来ずにトップフロー限定になっているとは言え、82mmまで許容されるのであれば選択肢はかなりあるのではないでしょうか。
更に、底部に55mm厚までの120mmラジエーター+前部(下)にも120mmのラジエーターが搭載可能であるため、ITXケースにしてCPUとグラボの両方を水冷化することも可能になっています。

搭載可能グラフィックボード

ITXケースにしては驚異の350mmまでのグラフィックボードを搭載可能です。
ただし、底部のラジエーターの厚みで制限されるとのこと。
厚みは2スロットまでです。(厚みの明記無し)

ケースファン(ラジエーター)

ケースファンは底部に最大140mmのファンか120mmのラジエーター、前部に最大140mmファン2個(下側は120mmラジエーター搭載可能)となっています。
(この辺りの詳細はエルミタージュ秋葉原さんのレビューを参照することをお勧めします。)

公式サイトの推奨ではケース前面上側のファンは排気ファンを推奨しているようですが、個人的にはマザーボード裏面のM.2スロットを冷却することも考えれば、搭載可能ファンは全て吸気にして、上部及びサイドメッシュで排気にするのが良いのではないかと想像しますが、どうでしょう。

そもそも、サイドパネル全体がメッシュであることで ケース全体の吸排気が非常に読みにくい構造になっていると思います。

まとめ

無印版はサイドがガラスパネルとなっており、下部吸気→上部排気という分かりやすいエアフロー構造となっていましたが、サイドパネル全面がメッシュになった場合の実際のエアフローはどうなるのでしょうか?
折角の煙突構造を潰してしまっているような気もしますが、スペックを見ただけでは何とも言えませんね。

また、メッシュの目はエアフローを優先して荒めなのか、それとも目が細かくメッシュパネル全体が防塵フィルタの役割も果たしつつもエアフローに貢献するのか。
そのあたりも含め、非常に興味深いケースです。
(公式サイトの画像を見る限り、メッシュの目は細かいように見えますが。)

これはとりあえずレビュー待ちでしょう。
(発売時期と予算次第では自分でやってみたいとは思いますが・・・。)

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