BIOSTAR「X470NH Ver. 6.X」発売。X470のITX廉価モデル

2020-01-03

Ryzen 3000シリーズ対応済みでX470チップセット搭載のMini-ITXマザーボード「X470 NH Ver. 6.X(製品ページ」がBIOSTARより発売されました。

本モデルの上位モデルとしてゲーム向けRACINGシリーズの「X470GTN」があります。「X470GTN」と比較すると細かい部分でダウングレードされている個所があり、その分価格が安くなるのだろうと推測します。

2019/12/12に発売し、価格は約12,000円(税込)となっていみあす。

目次

参考画像

「X470 NH Ver. 6.X」の画像をBIOSTAR公式サイトより引用します。

参照:BIOSTAR

スペック

廉価モデル「X470NH」とゲーミングモデルの「X470GTN」のスペックを比較していきます。

  X470NH Ver. 6.X X470GTN 5.x
対応CPU Athlon,Ryzen(1000~3000シリーズ) Athlon,Ryzen(1000~3000シリーズ)
3000シリーズは要BIOS更新
対応メモリ 2667、最大4000(OC)
最大32GB
(バッファ無し)ECCメモリ対応
2667、最大3200(OC)
最大32GB
M.2スロット 裏面(?) x 1 裏面 x 1
SATA(2.5”) SATA3 6.0 Gb/s x 4 SATA3 6.0 Gb/s x 4
背面
映像出力
HDMI x 1
VGA x 1
HDMI x 1 (1.4)
DVI-D x 1
背面
USBポート
USB3.1 Gen1 x 4 USB3.1 Gen2 Type A x 1
USB2.0 x 2 USB3.1 Gen2 Type C x 1
  USB3.1 Gen1 x 4
オンボード
サウンド
Realtek ALC887 Realtek ALC892
有線LAN Gigabit LAN Realtek RTL8111H Gigabit LAN Realtek RTL8118AS
Wi-Fi 無し 無し
VRM
フェーズ数
6フェーズ 6フェーズ

対応CPU

どちらのモデルもRyzen 3000シリーズに対応可能ですが、廉価モデル「X470NH」は発売時点で対応済み、「X470GTN」はBIOSの更新が必要となります。

対応メモリ

対応メモリについては廉価モデル「X470NH」の方が最大4000MHzまでの高クロック対応になっており、レジスタバッファ無しのECCメモリも使用可能です。
「X470GTN」はECCメモリ対応との明記は無いのですが、注意書きとして"AthlonはECCメモリに対応しない"との記載があります。つまり、それ以外のCPUでは対応しているということでしょうか。

背面映像出力

「X470NH」はVGA出力に対応しています。X470チップセット搭載では珍しいのではないでしょうか。APUを搭載してVGA出力することを想定しているのだと思われますが、想定用途はサーバーなどなのですかね?

背面USBポート

こちらは順当に(?)減っており、Type-Cは無くなり、USB2.0も採用されています。
USB2.0についてはマウスとキーボード用と考えれば全く気にしなくても良いので、デメリットになることもあまりないのではないでしょうか。

オンボードサウンド、有線LAN

「X470NH」に搭載されているオンボードサウンドと有線LANコントローラーはどちらも「X470GTN」からグレードは下がっていますが、どちらもそこまで差は無いだろうと思います。

ただ、他メーカーのX470 ITXと比較するとサウンドは「ALC1220」、有線LANは「Intel I211AT」ともっと良いものを採用されていることが多いです。

まとめ

X470チップセット搭載のMini-ITXマザーボード廉価モデルがBIOSTARから発売されました。
価格は約12,000円で、B450チップセット搭載のMini-ITXマザーボードよりも安価となっています。

価格面ではなかなか優秀ですが、機能的に見るとやはり安い理由が見えてくる製品ですね。
確かに安いのですが、敢えてこの「X470NH」を選択する必要性が個人的にはあまり感じられず。

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