キューブ型ケースの定番Thermaltake「Core V1」紹介

2020-01-03

2014年発売の少し古いITXケースですが、キューブ型の定番ともいえるThermaltakeの「Core V1(製品ページ)」を紹介していきます。
このケース、2014年発売にも関わらず価格.comでITXケースを探すと未だに上位にいるというロングセラーケースになっています。

サイズは少し大き目ではありますが、ITXケースとしては拡張性もそこそこあり、更に価格も5,000円未満と安価な部類であるため売れるのも良く分かる、というケースです。

目次

外観

引用元:Thermaltake

スペック

サイズ W260 x H276 x D316mm
材質 SPCC(鉄)
対応マザーボード Mini-ITX
搭載可能
CPUクーラー
最大140mm
搭載可能グラボ 長さ285mm(注1)
シャドーベイ 2.5” x 2,3.5” x 2
フロントポート USB3.0 x 2、オーディオ、マイク
前面ファン 最大200mm x 1(注2)
後部ファン 80mm x 2
上部ファン 無し
底部ファン 無し
サイドファン 無し
電源 ATX(奥行き200mmまで)

(注1)255mm以上のグラボを搭載するとケースの内部フレームと干渉する可能性あり。
(注2)140mm、120mmラジエーターも搭載可能。

特徴

サイズ、内部構造

正面から見るとほぼ正方形のキューブ型ケースですが、容量は約22.7LでITXケースとしては大き目になると思います。

ケース背面の画像を見ると何となく構造が分かると思いますが、ケース内部が上下に分かれていて上側にマザーボードなどのメインパーツ、下側に電源が搭載される構造になっています。

引用元:Thermaltake

搭載可能CPUクーラー

搭載可能なCPUクーラーは高さ140mmまでとなっており、サイドフロークーラーを搭載する場合には120mmファンクーラーの選択肢が少なくなってしまいます。
例えば、サイズの92mmファン搭載のサイドフロークーラー「白虎」は高さが130mmとなっています。

また、ケース前面には140mmか120mmのラジエーターも搭載可能になっており、簡易水冷クーラーを使用することもできます。

搭載可能グラフィックボード

搭載可能なグラボは最大で285mmとなっていますが、255mmを超えるとケース前面のパネル部分に潜り込む形となり、内部フレームと干渉することがあるようです。
この辺りはケースを購入してからしっかりと確認した方が良いでしょう。

ケースファン、ラジエーター

ケース前面には200mmファンがもともと付属しており、140mmファン、120mmファンかラジエーターに交換することも可能になっています。

ケース後部には80mmファン x 2個搭載することもでき、エアフローはしっかりと確保されているのではないでしょうか。

取り替え可能サイドパネル

通常は両サイドが穴あきパネル、上部がアクリルパネルという構成になっていますが、それぞれのパネルの取付位置を取り換えることができ、サイドにアクリルパネルを取り付けて、魅せることも可能になっています。
公式サイトの「Core V1」動画の0:35あたりからその説明があります。

動画を見た感じだと底部のパネルも交換できそうですね。交換したところでメリットはないと思いますが。

4面全てのパネルがハンドスクリューで外せるようになっているので、ITXケースとしては組み立てがかなりし易い構造になっていると思います。

その他

  • 白いモデルもあるようですが、限定版っぽい?
  • 電源搭載箇所には配線用のエリアが確保されているため、余計な配線を隠す(詰め込む)ことが可能
  • 前面と底部には防塵フィルターあり
  • ストレージは最大で2.5” x 2、3.5” x 2の4台構成が可能

まとめ

以上、5,000円未満と安価で定番のキューブ型ITXケースThermaltake「Core V1」でした。
安価な割には拡張性もあり、組立てやすそうだったりと完成度の高いケースになっていると感じました。

サイドの穴あきパネル部分には防塵フィルターが取り付けられていませんが、本体の素材が鉄であるためマグネット式のフィルタを貼り付けるというのもアリかと思います。

ITXケースとしては大き目になりますので、そこが気にならない(むしろそれが良い)という人には間違いないケースと言えるのではないでしょうか。

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