GEEEKの11.3L小型ITXケース「A40」の紹介

2020-02-25

今回はGEEEK「A50」の弟分「A40」を紹介していきます。特徴はなんといってもそのフットプリント(底面積)の小ささであり、容積(体積)では「A50」が9.7Lに対し「A40」は11.3Lと大きくなっていますが、フットプリントは約25%小さくなっています。

【追記】A40を購入しました。 開封~組立てレビュー記事を書きましたのでご参照ください。

価格は公式サイト 54.9$(約6,000円)とかなりお手頃価格になっていますが、別途送料+(税金)が掛かります。

ただ、このケースに限らず、GEEEKのケースは日本での入手が難しくなっていまして基本的にはGEEEKの公式サイトからの個人輸入となります。
そのため、本体価格とは別に送料と税金がかかります。実際の価格は$54.9+$送料21(最安)=$75.9。更にプラス10%ほどの税金がかかると想定した場合、トータルで$83.49=約9,200円で個人輸入可能だろうと思われます。
【追記】GEEEK純正ライザーケーブル($20)と一緒に購入して合計$95.9≒11,000円でしたが、日本での税金はかかりませんでした。

【10/3追記】公式サイトの情報によると、「A40」Ver2.0の取り扱いを2019/11中頃から開始するとのことです。

Ver2.0の詳細は現時点では不明。判明次第本記事に情報をアップしたいと思います。

目次

購入前の注意点

注意点として、GEEEKのケースは組み立て式となります。
自分で組み立てるので、本体価格と送料が安く済むのでしょう。
組立については以下の動画(A50組立て動画)が参考になります。

また、このケースにはライザーケーブルは付属しません。
購入時にオプションで追加(+$20)するか、別途自分で購入しましょう。

外観

参照:GEEEK

スペック

サイズ W135 x H302 x D262mm
材質 アルミ(フレーム)、アクリル(サイドパネル)
対応
マザーボード
Mini-ITX
搭載可能
CPUクーラー
高さ60mm
搭載可能
グラボ
長さ230mm
シャドーベイ 2.5” x 2
フロントポート USB3.0 x 1,2.0 x 1, HD Audioジャック
搭載可能
ケースファン
上部 80mmか92mmファン x 2
下部 80mm x 1
電源 SFX

特徴

サイズ

画像を見た感じ「A50」よりも本ケース「A40」の方が小さいような印象がありますが、冒頭でも述べたように容積では「A40」の方が大きくなっています。

「A50」よりも背は高くなりますが、幅と奥行きが小さい=フットプリントが小さいために小型に見えるのでしょう。

搭載可能CPUクーラー

搭載可能なCPUクーラー高さは「A50」66mmに対して「A40」60mmと少し低くなってはいますが、60mmあればロープロファイルクーラーでもそこそこ選択肢はあるので問題はないでしょう。

搭載可能グラフィックボード

「A50」が305mmに対して「A40」230mmの長さまで対応しています。

奥行きが小さくなった分搭載可能グラボサイズも小さくなってしまいましたが、230mmあれば発売したばかりの「ZOTAC RTX 2070 SUPER MINI」あたりも載るので、候補は十分にあると思います。

搭載可能ケースファン

上部に最大92mmファン x 2、下部に80mmファン x 1搭載可能です。

このサイズのケースにしてはファン多めで底部吸気、天面排気構造になってはいます。

ただし、排気の方が多くサイドパネルに穴も空いているため正圧にしてホコリを防ぐことが難しいと思われます。

その他

  • サイドパネルはアクリルでガラスと比べると傷つきやすいので気をつけましょう。
  • 「A50」にある黒のサイドパネルオプションはありません。

ライザーケーブルについて

「A50」のページにも記載し重複してしまいますが、ライザーケーブルについての説明です。

公式サイトにFAQがあり、以下の問答がありました。

Q: Can I use my PCI-E Riser cable with your case?

A:Since the specs. may be different from other PCIE riser suppliers, such as: mounting holes location, direction, length, etc. We are not able to guarantee other PCIE riser cables can fit in our pc cases, therefore, we will suggest you to purchase the PCIE Riser cable from us.

参照:GEEEK

【個人的意訳】
Q:個人持ちのPCIeライザーケーブル使える?

A:サプライヤー(ケーブルメーカー)や 取付穴位置、向き、長さなどがケースの仕様と合わない可能性があります。他のPCIeライザーケーブルを取り付け出来るかどうかは当社は保証できません。そのため、当社としては純正ライザーケーブルを購入することをお勧めします。

とのことです。
基本的にはライザーケーブルはマザーボードのPCIeスロットとグラフィックボードを接続するためのものなので、ライザーケーブルそのものの固定方法と向きに関してはあまり気にしなくてよく、重要なのは長さとケーブルの仕様(メーカーなど)かと思います。
(向きはケーブルによってネジる必要が出てくるかもしれませんが。)

個人的には詳細仕様不明なライザーケーブルを使うよりは自分で選んだものを使用したいですね。
ちなみに、A40(A50)用純正ライザーケーブルはPCIe x16 180mmで20$となっています。
(一応、A40 V2.0が発売(10月末)された時にライザーケーブルも一緒に購入予定です。詳細仕様についてはお待ちください。11月以降に情報アップする予定です。)

価格と送料など

価格については冒頭で示したとおり、本体$54.9+$送料21で税金が10%取られるとして合計約9,200円ぐらいで個人輸入可能だろうと考えています。
更にライザーケーブルを購入する場合には+$20となります。

↓参考までに東京まで送った場合の内容です。

(注)A40が品切れのため参考価格としてA50の値段を張ってあります。

購入方法

購入方法については本サイトのGEEEK「A50」紹介ページをご参照ください。
不明な点等ありましたら質問受け付けております。 

まとめ

個人的には「A50」よりも今回紹介した「A40」の方が好みで、このケースでサブPCでも作りたくなってしまいます。

何より、日本では入手しづらくレアなのが良いですね。

ただ、GEEEKのケース全般に言えることですが、在庫切れのものが多くなっています。

公式サイトでアカウントを作成すると在庫が復活した時に案内をもらえるよう製品毎に登録ができますので、GEEEKのケースが欲しい人は是非活用しましょう。

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