Bykskiの小型ITXタワー型ケースFlex ｢N50｣紹介
Amazonで販売中のBykskiのケース｢A60｣などの紹介記事を去年(2019)書きましたが、全て紹介しきった思っていたところ、何となくまた確認してみたら新しいケース｢N50｣が追加されていたので、新たに紹介していきます。
BykskiのケースというとGEEEKのパ〇リという印象ですが(個人の見解です)、今回紹介するものはGEEEKには同形状のものはなく、一応オリジナル感のあるものになっています。
簡単に説明すると、タワー型のケースをITXサイズで極力小さくした、というところでしょうか。
目次
購入前の注意点
BykskiのFlexシリーズのページには同様の注意書きをしていますが、このケースはアルミフレームとアクリルパネルによる組立て式であるため注意しましょう。
Amazonの説明には｢あなた自身のハンズオンアセンブリを必要としています。｣という分かりづらい表現で記載されています。
英語が分かるのであれば、Amazon.com(米アマ)の説明の方が理解しやすいと思います。
というか、米アマの英語を日本語に機械翻訳したような感じなので分かりづらいのです。
外観
引用元：Amazon
この画像のように正面から見て左側の面の画像はあるのですが、逆側の画像はありませんでした。
そちら側の画像もあれば構造がより理解できると思うのですが、こういう風にごまかされると怪しいにおいを感じてしまいますね。
スペック
| サイズ | W150 x H250 x D290mm |
| 材質 | アルミ(フレーム)、アクリル(サイドパネル) |
| 対応 マザーボード |
Mini-ITX |
| 搭載可能 CPUクーラー |
高さ65mm (?) |
| 搭載可能 グラボ |
長さ280mm 厚さ45mm |
| 色 | 黒 |
| シャドーベイ | 2.5” x 2 |
| フロントポート | USB3.0 x 1 |
| 前面ファン | 無し |
| 後部ファン | 80mm x 2 |
| 上部ファン | 80mm x 2 (?) |
| 底部ファン | 無し |
| 電源 | SFX、SFX-L |
サイズ
アルミフレームで組んで更にこの形状にしてはかなり頑張っていて、約11Lに収まっています。
ここは評価したいところですね。
搭載可能CPUクーラー
搭載可能なCPUクーラーの高さは65mmとなっているので、サイドフロークーラーはほぼ選択肢がありませんが、販売ページの画像ではサイドフロークーラーが搭載されています。
実際の所、怪しい中華の小型サイドフロークーラーは見たことありますが、65mm以下は基本的に入手できないと考えて良いかと思います。
希望的観測だと、画像を見る限りケース後部に80mmファンが搭載されているということもあり、この65mm以下というのが誤植という可能性もあるのではないかと疑っています。
CPUクーラーを選定する前にケースを購入して実測してみるのが良いでしょう。
搭載可能グラフィックボード
搭載可能なグラフィックボードの大きさは長さ280mmで厚さは45mmまで対応と記載されています。
高さ方向(ブラケット方向)は明記されていませんが、搭載箇所の画像を見る限り10mmぐらいはみ出しても行けそうか？という気はします。
引用元：Amazon
が・・・
このような感じでグラボが取りつくのですが、厚くて高さがある場合アルミフレームに干渉するような気もします。
ITXケースの場合、干渉のリスクがどうしてもあるのでこの辺りのスペックは明記して欲しい所ですね。
ケースファン、エアフロー
ケースファンは後部に80mmファン二つと上部にもファンが取り付けられると記載されていますが、上部ファンに関しては実際に取り付けられている画像がないので、怪しいと思っています。
引用元：Amazon
このエアフロー図の天面をみてもわかるのですが、吸排気穴が電源部分にしかないので、上部ファンは取りつかないと考えておいたほうが良いと思います。
更に、その場合には吸気ファンが取りつかず、そもそも吸気用の穴も底部にしかなさそうなので最悪の場合熱がこもってしまうかもしれません。
意外と後部ファンを吸気にするというのもありかも？(実践してみないとわかりません。)
その他
- 底部には防塵フィルタがあるとのこと
- アクリルパネルは傷つきやすいので気を付けましょう
まとめ
以上、Bykski Flex ｢N50｣の紹介でした。
約11Lというサイズ、そしてこの外観は嫌いではないのですが、 相変わらずのうさん臭さは否定できません。
外観でも書いたように、何故ケース右側面の画像が無いのか(見せないのか)、スペックが不明瞭のところがあるのか疑問に残ります。
日本人相手の場合は特に、この辺はすっきりさせた方が多少難はあったとしても評価されると思うのですが。
