Ryzen 3000対応Mini-ITXマザーボード「ASUS PRIME A320I-K」が発売

2020-01-03

ASUSよりA320チップセットを搭載した比較的安価なMini-ITXマザーボード「PRIME A320I-K」が2019/8/9に発売されました。
価格は発売直後で約11,000円(税込)となっており、主流のB450のMini-ITXマザーボードと比較するとやはり安くなっています。(B450は15,000円前後)
ただ、ASRockから既に発売されている同じくA320チップセット搭載の「A320M-ITX」が約10,000円となっているため、もう少し価格がこなれるのを待つと良いかもしれません。

また、「PRIME A320I-K」は独自ハードウェアセーフガード「5X ProtectionIII」による堅牢性を謳っています。

目次

参考画像

参照:ASUS

機能確認(ASRock「A320M-ITX」と比較)

簡単にですが、「PRIME A320I-K」とASRock「A320M-ITX」の機能を比較してみます。

機能 PRIME A320I-K A320M-ITX
CPU対応状況 出荷時Ryzen3000対応 BIOS更新でRyzen3000対応
M.2 x1 表面 x1 裏面
背面映像出力 HDMI 1.4b x1
DP x1
HDMI 1.4 x 2
背面USBポート Type-A 2.0 x 2
Type-A 3.1 Gen1 x 4
Type-A 2.0 x 2
Type-A 3.1 Gen1 x 3
Type-C 3.1 Gen1 x 1
オンボードサウンド Realtek ALC887 Realtek ALC1220
有線LAN Realtek RTL8111H Intel I211AT
Wi-Fi 無し 無し
VRMフェーズ数 6 8

同じA320チップセットであるため基本的なスペックは同じです。
CPU対応についてはどちらもRyzen3000シリーズに対応していますが、ASRock「A320M-ITX」は出荷タイミングによってはBIOS更新が必要になる可能性があります。

M.2スロットは「PRIME A320I-K」は表面、「A320M-ITX」は裏面配置となります。
(ASRock ITXマザーボードのこれが個人的に残念なのですよね。)

映像出力はAPUを使用する場合、気を付けましょう。
「PRIME A320I-K」のDisplay Portについては最大解像度が4k 60Hzとなっていますので、DP 1.2と思われます。

オンボードサウンドはALC1220 > ALC887であるため、音質に関してはASRcock優勢。
LANはRealtekとIntelで異なりますが、どちらも1000Base-T(1GbE)となります。

VRMに関しては単純に数で比較できるものではないので、ご参考まで。
A320マザーボードを使用する環境であればあまり気にしなくても良いと思います。

「PRIME A320I-K」のRyzen 3000 シリーズ対応について

ASUS ROG Japanの公式Twitterによると、「PRIME A320I-K」は出荷時点でRyzen 3000シリーズに対応しており、更にBIOSを「1607」以降に更新するとDDR4-3200にネイティブ対応するとあります。

まとめ

Mini-ITX規格の製品はマザーボードに限らず種類が多くないため、今回の「PRIME A320I-K」発売のように選択肢が増えるというのはありがたいことですね。

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