Ryzen 3000対応Mini-ITXマザーボード「ASUS PRIME A320I-K」が発売
ASUSよりA320チップセットを搭載した比較的安価なMini-ITXマザーボード「PRIME A320I-K」が2019/8/9に発売されました。
価格は発売直後で約11,000円(税込)となっており、主流のB450のMini-ITXマザーボードと比較するとやはり安くなっています。(B450は15,000円前後)
ただ、ASRockから既に発売されている同じくA320チップセット搭載の「A320M-ITX」が約10,000円となっているため、もう少し価格がこなれるのを待つと良いかもしれません。
また、「PRIME A320I-K」は独自ハードウェアセーフガード「5X ProtectionIII」による堅牢性を謳っています。
目次
参考画像
参照:ASUS
機能確認(ASRock「A320M-ITX」と比較)
簡単にですが、「PRIME A320I-K」とASRock「A320M-ITX」の機能を比較してみます。
機能 | PRIME A320I-K | A320M-ITX |
CPU対応状況 | 出荷時Ryzen3000対応 | BIOS更新でRyzen3000対応 |
M.2 | x1 表面 | x1 裏面 |
背面映像出力 | HDMI 1.4b x1 DP x1 |
HDMI 1.4 x 2 |
背面USBポート | Type-A 2.0 x 2 Type-A 3.1 Gen1 x 4 |
Type-A 2.0 x 2 Type-A 3.1 Gen1 x 3 Type-C 3.1 Gen1 x 1 |
オンボードサウンド | Realtek ALC887 | Realtek ALC1220 |
有線LAN | Realtek RTL8111H | Intel I211AT |
Wi-Fi | 無し | 無し |
VRMフェーズ数 | 6 | 8 |
同じA320チップセットであるため基本的なスペックは同じです。
CPU対応についてはどちらもRyzen3000シリーズに対応していますが、ASRock「A320M-ITX」は出荷タイミングによってはBIOS更新が必要になる可能性があります。
M.2スロットは「PRIME A320I-K」は表面、「A320M-ITX」は裏面配置となります。
(ASRock ITXマザーボードのこれが個人的に残念なのですよね。)
映像出力はAPUを使用する場合、気を付けましょう。
「PRIME A320I-K」のDisplay Portについては最大解像度が4k 60Hzとなっていますので、DP 1.2と思われます。
オンボードサウンドはALC1220 > ALC887であるため、音質に関してはASRcock優勢。
LANはRealtekとIntelで異なりますが、どちらも1000Base-T(1GbE)となります。
VRMに関しては単純に数で比較できるものではないので、ご参考まで。
A320マザーボードを使用する環境であればあまり気にしなくても良いと思います。
「PRIME A320I-K」のRyzen 3000 シリーズ対応について
ASUS ROG Japanの公式Twitterによると、「PRIME A320I-K」は出荷時点でRyzen 3000シリーズに対応しており、更にBIOSを「1607」以降に更新するとDDR4-3200にネイティブ対応するとあります。
本日発売のPRIME A320I-Kは第3世代 Ryzenに対応しております!
— ROG Japan (@ASUSROGJP) August 9, 2019
出荷verのBIOS 「0216」でも起動可能です。
そして現在公開しております「1607」以降に更新しますと、DDR4-3200 ネイティブに対応致します。 pic.twitter.com/mapc1Hyh9i
まとめ
Mini-ITX規格の製品はマザーボードに限らず種類が多くないため、今回の「PRIME A320I-K」発売のように選択肢が増えるというのはありがたいことですね。
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