人気ITXケースの新モデル「METIS EVO」登場。「METIS PLUS」との違いは?
RAIJINTEKの「METIS」と言えば安くてカラーバリエーション豊富な人気キューブ型ケースだと思いますが、その新モデル「METIS EVO」がRAIJINTEK公式サイトに登場しました。
モデルとしては2種類あり、サイドパネルが強化ガラスタイプの「METIS EVO TGS」とアルミタイプの「METIS EVO ALS」となります。
スペックの確認と前モデル「METIS PLUS」との違いを比較していきます。
なお、現時点(2019/9/17)では発売日、価格ともに不明です。
【2019/11/20追記】
Neweggで$149≒16,000円で販売されているのが確認されました。
ただ、現時点で日本への発送は対応していないようです。
予想より高くなっていますね。
今後安くなることを期待したいところですが、元値がこの価格帯ではそこまで安くならない可能性がありそうです。
目次
目次
外観チェック
METIS EVO TGS
「METIS EVO」のサイドパネルが強化ガラスのモデルです。
参照:Raijintek
METIS EVO ALS
「METIS EVO」のサイドパネルがアルミにモデルです。サイドパネルには吸排気口が開いています。
参照:Raijintek
METIS PLUS
前モデルの「METIS PLUS」です。正面から見るとやや縦長なのが分かります。
参照:Raijintek
スペック
「METIS EVO」と「METIS PLUS」のスペックを確認、比較していきます。
サイズ | W293 x H263 x D290mm | W190 x H254 x D277mm |
材質 | アルミ、SPCC(鉄)、強化ガラス | アルミ、SPCC(鉄) |
対応 マザーボード |
Mini-ITX | Mini-ITX |
搭載可能 CPUクーラー |
高さ135mm | 高さ160mm |
搭載可能 グラボ |
長さ280mm (注1) | 長さ170mm |
色 | 黒/シルバー/白/青/赤/ピンク | 黒/シルバー/白/青/赤/ピンク/緑/ゴールド |
シャドーベイ | 3.5” x 2 2.5” x 2 |
2.5” x 4 + 3.5” x 1 or 2.5” x 2 + 3.5” x 2 |
フロントポート | USB3.0 x 1, Type-C x 1 | USB3.0 x 2、 HD Audio x 1 |
搭載可能 ケースファン |
前面 120~200mm x 1(注2) 底部 92~120mm x 1 後部 92mm x 2 |
上部 120mm x 1 後部 120mm x 1 |
電源 | ATX,SFX電源 | ATX,SFX電源 |
(注1)30mm厚のラジエーターを取り付けた場合、グラボは長さ220mmまでに制限されます。
(注2)前面ファン取付位置には最大200mmラジエータの取付も可能。
「METIS EVO TGS」と「METIS EVO ALS」の違いは冒頭で述べた通り、サイドパネルが強化ガラスかアルミかの違いです。
特徴
カラーバリエーション
「METIS EVO」の販売予定カラーバリエーションは黒/シルバー/白/青/赤/ピンクで「METIS PLUS」にあったゴールドと緑は現時点では確認できていません。
サイズ
サイズは「METIS PLUS」から一回り大きくなりました。特に幅が100mmほど増加し、より立方体に近く可愛い形状になっています。
搭載可能CPUクーラー
搭載可能CPUクーラー高さは 前モデルの「METIS PLUS」が 160mmに対し「METIS EVO」は135mmと低くなってしまい、 サイドフロークーラーの選択肢がほぼ無くなりました。本ケースの唯一ここが残念なところと言えそうです。。
ただ、ケース前面に最大200mmのラジエーターが搭載可能となり、簡易水冷クーラーが取り付けられます。
簡易水冷クーラーありきのケースという見方もできそうです。
搭載可能グラフィックボード
ラジエーターを取り付けない場合は最大で280mm搭載可能です。ITXのキューブ型ケースでこのサイズのグラボが入るのはめずらしいのではないでしょうか。
ただし、スペックの項目でも記載していますが、水冷クーラー用のラジエーターをケース前面に取り付けた場合、その厚み分 グラボの長さ220mmへ制限されてしまいます。それでも「METIS PLUS」の最大170mmと比較すれば余裕もあり、ショートモデルに限られたとしても 選択肢は 充分かと思われます。
例えば、ショートモデルの「MSI RTX 2070 AERO ITX 8G」は長さ174mmで、「METIS PLUS」ではギリギリ入らないものが「METIS EVO」であれば、ある程度余裕をもって搭載可能です。
【追記】ラジエーター無しで200mmのケースファンのみを取り付けた場合でも、その厚み分(例えば30mm)搭載可能なグラボの長さは減ってしまう可能性があります。
以下の画像を見ると30mm厚の200mmラジエーター+ファンで220mmまで制限されると書かれています。ラジエーター無しで30mm厚の200mmケースファンを搭載した場合には250mmまで制限されるかもしれません。
参照:Raijintek
画像を見る限り、140mmファン(ラジエーター)であればグラボと干渉しなさそうではありますが。
ケースファン
「METIS PLUS」が上部120mm x 1、後部120mm x 1のみに対し「METIS EVO」は前面に 最大200mmのファンかラジエーターが搭載可能、下部に最大120mmファン、後部に92mmファン x 2とITXケースにしてはかなりエアフローに考慮された設計であると言えます。
その他
「METIS EVO」にはマグネットタイプの防塵フィルタが取り付けられています。
まとめ
Mini-ITXのキューブ型ケースで定番の「METIS」シリーズの最新モデルが登場です。
サイズは一回り大きくなってしまいますが、前面に200mmファンが搭載可能になっていたりとエアフローはかなり改善されている様子。
一つ残念なところを上げればCPUクーラーが135mmまでと限られてしまうところでしょうか。135mmの高さでサイドフローとなるとかなり選択肢は限られてしまい、基本的にはトップフローのCPUクーラーを使用することになると思います。
参考までに120mmファンを搭載したnoctuaのNH-U12Aの高さが158mmとなっており、「METIS PLUS」ではギリギリ搭載可能でした。
ただ、エアフローが大きく改善されているためトップフロークーラーで特に問題はないでしょうし、簡易水冷クーラーという選択肢もあります。
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