BIOSTAR「X470NH Ver. 6.X」発売。X470のITX廉価モデル
Ryzen 3000シリーズ対応済みでX470チップセット搭載のMini-ITXマザーボード「X470 NH Ver. 6.X(製品ページ」がBIOSTARより発売されました。
本モデルの上位モデルとしてゲーム向けRACINGシリーズの「X470GTN」があります。「X470GTN」と比較すると細かい部分でダウングレードされている個所があり、その分価格が安くなるのだろうと推測します。
2019/12/12に発売し、価格は約12,000円(税込)となっていみあす。
目次
参考画像
「X470 NH Ver. 6.X」の画像をBIOSTAR公式サイトより引用します。
参照:BIOSTAR
スペック
廉価モデル「X470NH」とゲーミングモデルの「X470GTN」のスペックを比較していきます。
X470NH Ver. 6.X | X470GTN 5.x | |
対応CPU | Athlon,Ryzen(1000~3000シリーズ) | Athlon,Ryzen(1000~3000シリーズ) 3000シリーズは要BIOS更新 |
対応メモリ | 2667、最大4000(OC) 最大32GB (バッファ無し)ECCメモリ対応 |
2667、最大3200(OC) 最大32GB |
M.2スロット | 裏面(?) x 1 | 裏面 x 1 |
SATA(2.5”) | SATA3 6.0 Gb/s x 4 | SATA3 6.0 Gb/s x 4 |
背面 映像出力 |
HDMI x 1 VGA x 1 |
HDMI x 1 (1.4) DVI-D x 1 |
背面 USBポート |
USB3.1 Gen1 x 4 | USB3.1 Gen2 Type A x 1 |
USB2.0 x 2 | USB3.1 Gen2 Type C x 1 | |
USB3.1 Gen1 x 4 | ||
オンボード サウンド |
Realtek ALC887 | Realtek ALC892 |
有線LAN | Gigabit LAN Realtek RTL8111H | Gigabit LAN Realtek RTL8118AS |
Wi-Fi | 無し | 無し |
VRM フェーズ数 |
6フェーズ | 6フェーズ |
対応CPU
どちらのモデルもRyzen 3000シリーズに対応可能ですが、廉価モデル「X470NH」は発売時点で対応済み、「X470GTN」はBIOSの更新が必要となります。
対応メモリ
対応メモリについては廉価モデル「X470NH」の方が最大4000MHzまでの高クロック対応になっており、レジスタバッファ無しのECCメモリも使用可能です。
「X470GTN」はECCメモリ対応との明記は無いのですが、注意書きとして"AthlonはECCメモリに対応しない"との記載があります。つまり、それ以外のCPUでは対応しているということでしょうか。
背面映像出力
「X470NH」はVGA出力に対応しています。X470チップセット搭載では珍しいのではないでしょうか。APUを搭載してVGA出力することを想定しているのだと思われますが、想定用途はサーバーなどなのですかね?
背面USBポート
こちらは順当に(?)減っており、Type-Cは無くなり、USB2.0も採用されています。
USB2.0についてはマウスとキーボード用と考えれば全く気にしなくても良いので、デメリットになることもあまりないのではないでしょうか。
オンボードサウンド、有線LAN
「X470NH」に搭載されているオンボードサウンドと有線LANコントローラーはどちらも「X470GTN」からグレードは下がっていますが、どちらもそこまで差は無いだろうと思います。
ただ、他メーカーのX470 ITXと比較するとサウンドは「ALC1220」、有線LANは「Intel I211AT」ともっと良いものを採用されていることが多いです。
まとめ
X470チップセット搭載のMini-ITXマザーボード廉価モデルがBIOSTARから発売されました。
価格は約12,000円で、B450チップセット搭載のMini-ITXマザーボードよりも安価となっています。
価格面ではなかなか優秀ですが、機能的に見るとやはり安い理由が見えてくる製品ですね。
確かに安いのですが、敢えてこの「X470NH」を選択する必要性が個人的にはあまり感じられず。
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