3.8Lの超小型ITXケースGEEEK「A1」
GEEEKのケース紹介シリーズです。
初めに言っておくと、このケースはグラフィックボードを搭載することができません。
iGPUを搭載しているCPU(AMDで言うAPU)でのみ使用可能なケースとなっています。
その分とても小さなケースで、容量わずか3.8Lとなっています。
このケースに限らず、GEEEKのケースは日本での入手が難しくなっていまして基本的にはGEEEKの公式サイトからの個人輸入となります。
価格は本体が$29.90でPico PSU(電源)が$28.90、そこに送料が$17が掛かり、 更に日本の税金が10%ほど取られるかもしれません。 (税金については意外とかからなかったりしますが、念のため取られる前提とします。)
$29.90+$28.90+$17に税金10%として、$83.38≒9,000円というところでしょうか。
電源は「A1」専用にカスタマイズされているので、GEEEK純正品を購入するのが無難と思われます。(後述)
目次
目次
購入前の注意点
注意点として、GEEEKのケースは組み立て式となります。
自分で組み立てるので、本体価格と送料が安く済むのでしょう。
組立については以下の動画(A50組立て動画)が参考になります。
外観
外観を確認するだけで、なんとなくどのようなケースかわかると思います。
引用元:GEEEK
スペック
サイズ | W87 x H208 x D208mm |
材質 | アルミ(フレーム)、アクリル(パネル) |
対応マザーボード | Mini-ITX |
搭載可能 CPUクーラー |
高さ50mm |
搭載可能グラボ | 無し |
色 | 白/黒 |
シャドーベイ | 2.5” x 2 |
フロントポート | USB3.0 x 2 |
前面ファン | 無し |
後部ファン | 無し |
上部ファン | 50mm or 40mm(10mm厚) x 2 |
底部ファン | 50mm or 40mm(10mm厚) x 2 |
サイドファン | 92mm x 1 |
電源 | Pico PSU |
特徴
サイズ
冒頭にも示した通り、わずか3.8Lの超小型ケースです。
このサイズにしては2.5”ドライブが2個搭載可能なので、M.2スロットと併用すれば十分なストレージ領域を確保できるのではないでしょうか。
搭載可能CPUクーラー
CPUクーラーは50mmまでの高さのものを搭載可能で、CRYORIG C7(高さ47mm)を狙ったような高さになっています。
50mm以下となると選択肢は殆どなく、CRYORIG C7シリーズ(47mm)、noctua NH-L9シリーズ(37mm)、ID-COOLING IS-30(30mm)などでしょうか。
搭載可能ケースファン
このサイズにして、40mmか50mmの小型ファンに限られますが、上下に2個ずつ搭載可能です。
下部吸気→上部排気にすれば、十分なエアフローを確保できると思われ、NVMe SSDも超小型ケースにしては十分に冷やせそうな構造になっています。(もちろん、確証は出来ませんが。)
上部の排気口は少し小さいかな?という気がします。
その他
- ケース前面にはUSBポートなどは無く、電源スイッチがあるだけです。
- アクリルパネルは傷つきやすいので気をつけましょう。
電源について
電源はPico PSUでACアダプターを接続することになりますが、ケース内部に取り付けるPico PSUはGEEEK純正のものが「A1」用にカスタマイズされているため、純正品を購入するのが無難かと思われます。
Pico PSUの仕様は入力12V 160W、入力コネクタが内径2.5mm、外径5.5mmとなっていますので、仕様に合ったACアダプターを各自購入しましょう。
引用元:GEEEK
PCIeスロット活用方法
このケースGEEEK「A1」に限らず、グラボの載せられないケース(In Win Chopinとか)の場合PCIeスロットが余ってしまいます。
そこでお勧めなのが、PCIeスロットに取り付けるM.2変換カードを取り付けることです。M.2ストレージを更に増やすことが可能で、PCIeスロットを遊ばせるよりは良いと思います。
ただし、サイズやスロットの仕様などはケース取付前にしっかりと確認しましょう。
↓例えばこういうの。
価格と送料など
価格については冒頭で示したとおり、本体$29.90+PSU$28.90+送料$17で税金が10%取られるとして約9,000ぐらいで個人輸入可能だろうと考えています。
↓参考までに、東京まで送る場合の金額です。
引用元:GEEEK
購入方法
購入方法については本サイトのGEEEK「A50」紹介ページをご参照ください。
不明な点等ありましたら質問受け付けております。
まとめ
超小型のPCケースGEEEK「A1」ですが、最大のライバルは例えばDeskminiなどの小型ベアボーンのような気がします。
価格もサイズもベアボーンに軍配が上がるのではないでしょうか。
強いて言えば、両側面がアクリルパネルになっているため、LED付きのメモリとCRYORIG C7 RGBなどのLED付きのCPUクーラーを取り付ければ光る構成も可能になっており、【自分だけのPC】感は出しやすくなると思います。
また、エアフローはGEEEK「A1」が優秀かと思いますので、CPU,NVMe SSDなどの排熱面では「A1」が優勢でしょう。
まあ、そもそもベアボーンと比較するのも無粋という気もしますが。
見た目で言うと、アクリルパネルがクリアではなく黒のスモークなのは個人的には好みですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません