高さ31mmのPCIe→M.2変換カード「SST-ECM26」発売
Silver StoneよりPCIeスロットに取り付けられるM.2変換カード「SST-ECM26」が発表されました。
高さがわずか31mmであり、更に長さ110mmの22110 M.2 NVMeに対応しています。
先日紹介したGEEEK「A1」など拡張スロットの無いITXケースでPCIeスロットを余らせるよりはこういった変換カードを使用してストレージ増強するといった使いかたが出来るかと思います。
現時点では22110サイズのM.2 SSDはあまり見かけないので、基本的には2280サイズのNVMe SSDを取り付けることになると思われます。
注意点として、PCIe接続であるためSATA接続のM.2 SSDには対応していません。
(一応M.2 AHCI SSDは搭載可能。)
NVMeのみとなりますが、ヒートシンクも付属しているので多少の安心感はありますね。
ただ、拡張スロットの無いITXケースではどうしても熱がこもりそうな位置に取り付けることになる可能性があるので、温度には注意が必要でしょう。
既に発売済みで価格は約3,000円(税込)です。
目次
外観
引用元:Silver Stone
スペック
SST-ECM26 | |
サイズ | 31 x 10.2 x 130mm(WxHxD) |
インターフェース | PCIe x 4 |
対応SSD規格 | NVMe,AHCI |
対応SSDサイズ | 2230,2242,2260,2280,22110 |
モジュールキー | Mキー |
アクセスランプ | LED(青) |
重量 | 34.15g |
サイズとインターフェース
サイズはわずか31mmの高さ(スペック上はWで幅ですが)で、PCIe x 4接続であるためITXに限らず多くのケースで余ったPCIeスロットに取り付けることが可能なのではないでしょうか。
取り付け可能SSD
取付可能なSSDはサイズがM.2 Mキーの30mm、42mm、60mm、80mm、110mmで規格(コントローラー)はNVMeとAHCIに対応しています。
PCIe接続でAHCIのSSDというのもあまり見かけないので、基本的にはNVMeを使用することになると思われます。
冒頭でも述べましたが、PCIe接続であるためSATA接続のM.2 SSDは動作しませんので注意しましょう。
ヒートシンク
「SST-ECM26」にはヒートシンクと熱伝導シートが付属していますが、SSDの裏面にヒートシンクが来る構造になっているようです。
それでも充分に冷却できるのかもしれませんが、スペースがあるのであればチップ面にもヒートシンクを取り付けてヒートシンクサンドイッチにすると更に冷やせるのではないでしょうか。
その他
- 基板上にHDD LED(アクセスランプ)ピンヘッダーがあるため、ケースのアクセスランプを「SST-ECM26」に取り付けたSSDに連動させることが可能。
- それとは別に基板上にアクセスランプがある。
- カード端のラッチは不要であれば折ることが可能。
まとめ
PCIe x 4をM.2ポートに変換する「SST-ECM26」の紹介でした。
拡張スロットのないITXケースなどではストレージ能力が高くないものもあるため、余ったPCIeでNVMe SSDを搭載できればだいぶストレスが減りそうです。
何よりM.2は配線が減るため、配線でキツキツになりがちなITXケースにはそれだけでも大きなメリットといえるでしょう。
マザーボードの表と裏にM.2ポートが1つずつ搭載されているものもあるので、NVMe SSD x 3という構成もできますね。(排熱の問題はありますが。)
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