NZXTのITXケース「H1」発売予定。約13.6Lの煙突型ケース
最初に書いておきますが、煙突型といっても煙突の形をしているだけで下部吸気→上部排気ではありません。
NZXTより縦長の煙突型ITXケース「H1」が発表されました。高さ388mmの細長い箱型のケースで、次世代Xboxのような外観をしています。
海外では既に発売済みで価格は$349のようですが、日本では約55,000円(税込)とのことです。
日本での発売日は2020/04/17です。
なお、Tom's Hardwareには既にレビュー記事(英語)がアップされています。
画像をみるだけでも参考になると思います。
目次
外観
引用元:NZXT
この次世代Xbox感。
この手の縦長ケースで上部に排気穴がないというのは珍しいですね。
ケーブル類は背面下部の隙間から出てきます。
スペック
サイズ | W187 x H387.7 x D187.6mm |
材質 | 鉄/強化ガラス |
色 | 黒か白 |
対応マザーボード | Mini-ITX |
搭載可能 CPUクーラー |
簡易水冷クーラー付属 |
搭載可能グラボ | 305 x 128mmか 265 x 145mm |
シャドーベイ | 2.5” x 2 |
フロントポート | USB3.2Gen2 TypeC x 1 USB3.2Gen1 TypeA x 1 4極オーディオジャック x 1 |
前面ファン | 無し |
後部ファン | 無し |
上部ファン | 無し |
底部ファン | 無し |
サイドファン | 無し |
電源 | 650W Gold認証電源付属 |
ケースファンの追加はできません。
付属CPUクーラー
140mmラジエーターの簡易水冷クーラーが付属しているという、珍しいケースです。
クーラーの性能は不明です。
対応ソケットはTom's Hardwareによると【AMD】AM4, FM2(+), FM1, AM3(+), AM2 【Intel】115xとのことです。
搭載可能グラフィックボード
搭載可能なグラフィックボードは305 x 128mm/265 x 145mmと記載されています。
詳細は不明なのですが、おそらく265mmの長さを越えると電源周りの何かと干渉して高さ方向が制限されるのではないかなと推測しています。
どちらの場合でも2.5スロット厚まで対応しているとのことです。
引用元:NZXT
ただ、(マザーボードもそうですが)グラボは映像出力が下向きになるように取りつきます。
この映像出力側は排気穴にもなっているので、下方向にも排気されてしまい熱がこもらないか少し不安要素になりそうです。
付属電源
SFX-Lサイズの650W Gold認証電源が付属しています。
650Wだと足りない構成の場合は電源を乗せ換える必要がありますが、Mini-ITXケースとしてみれば650Wという容量は比較的大き目であるので、問題の無い場合がほとんどではないかなと思います。
エアフロー
引用元:NZXT
エアフロー設計としてはこのようになっているようです。
上部に排気用の穴は開いていないため、サイドから吸気して背部に排気するというエアフローになっていますが、これで充分に冷やせるのか、という疑問は残ります。
その他
- 専用ライザーケーブル(PCIe3.0 x16)付属
- サイドの吸気穴には防塵フィルターが付属
価格
価格に関してですが、NZXTのTwitter公式アカウントより案内が出ました。
日本での発売価格は55,000円(税込)とのことです。
お待たせいたしました、NZXTの最新Mini-ITX PCケース「H1」の発売日と価格が決まりました。
— NZXT Japan (@NZXTJapan) April 8, 2020
発売日:2020年4月17日(金)
希望小売価格:49,800円(税抜)
➡約19cm×19cm×39cmの小型サイズ
➡140mm水冷CPUクーラーを付属
➡650W 80 PLUS Gold電源を付属
➡長さ305mm/2.5スロットまでのグラボに対応 pic.twitter.com/O6UVahKBHm
650W SFX-L電源が約1万円、CPUクーラーが約1万円、ライザーケーブルが約5,000円だとすると高めになってしまうのは分かりますが、それにしても$350が55,000円になるというのはどうなのでしょうか。
まとめ
個人的な感想になりますが、とにかく見た眼重視のITXケースだなという印象です。
ケースファンが取りつかないというのもそうですが、上部に排気穴もないので熱がこもるのではないかと懸念してしまいます。
せめて上部の排気穴は少しでもあったほうが良かったのではという気がするのですが。
価格については米ドル価格の$349であれば電源、CPUクーラー、ライザーケーブルが付属していることを考えるとそこまで割高感がありませんが、日本円で55,000円はやはり高いな、と感じてしまいます。
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