SilverStoneの煙突構造ITXケース「SST-LD03」紹介
これまで日本では入手の難しいケースばかりや発売前の紹介してきましたが、発売済みのケースで個人的に気になるケースも紹介していきたいと思います。
今回はSilverStoneの煙突構造ITXケース「SST-LD03(製品ページ)」で、2012年ごろに発売された「SST-FT03-mini(製品ページ)」という同じく煙突構造のケースの後継というように思えます。
煙突というだけあって、下側吸気→上部排気という分かりやすいエアフロー構造になっています。
ちなみに、煙突構造なだけであって、PCケースの場合には外気との温度差がそこまで大きくならず、空気圧の差による下部給気→上部排気といういわゆる煙突効果(Wikipedia)は発生しません。
ただ、温度の高い空気は上昇するため、下部吸気→上部排気というのは効率の良いエアフロー構造になっていると言えるでしょう。
価格は2019/10時点で18,000円~20,000円(税込)で、ITXケースとしては高いかなと思います。
目次
外観
「FT03-mini」と比べると「LD03」の方が太い、という印象があります。
引用元:SilverStone
スペック
サイズ | W265 x H414 x D230mm |
材質 | 鉄(内装)、スモーク強化ガラス(パネル) |
対応マザーボード | Mini-ITX,Mini-DTX |
搭載可能 CPUクーラー |
高さ190mm |
搭載可能グラボ | 長さ309 x 幅167mm |
色 | 黒 |
シャドーベイ | 2.5” x 1 + 3.5”(2.5") x 1 |
フロントポート | USB3.0 x 2、オーディオ、マイク |
前面ファン | 無し |
後部ファン | 120mm x 1(ラジエーター搭載可) |
上部ファン | 無し |
底部ファン | 120mm x 1(ラジエーター搭載可) |
サイドファン | 無し |
電源 | SFX、SFX-L |
特徴
サイズ
「FT03-mini」の17.6Lと比較すると「LD03」は25.2Lとなり、サイズは結構大きくなっています。
外観でも述べましたが、太いですね。「FT03-mini」を太らせて拡張性を向上させたというところでしょう。
搭載可能CPUクーラー
搭載可能CPUクーラーの高さは190mmとなっており、140mmのサイドフロークーラーも使用することが可能になっています。
また、ラジエーターを取り付けることも可能で、簡易水冷クーラーにも対応しています。
搭載可能グラフィックボード
2スロット厚で長さ309mm(幅167mm)のグラフィックボードと搭載可能なので、選択肢はかなり多いでしょう。
グラボは縦配置になります。
ケースファン、ラジエーター
ケースファンは上部と下部に120mmファンが1つずつ取り付けられます。
120mmラジエーターを上下どちらにも取り付けることが可能です。
ケース内部のホコリ対策を考えると下部吸気ファンの回転数を高くして、上部の排気ファンをゆっくり回すことで正圧状態にしたほうが良いでしょう。
その他
- ケース下部と電源ファン位置には脱着式防塵フィルターが取り付けられています。
まとめ
ケースファンや防塵フィルターの位置を見ると、Silver Stoneお得意の正圧を意識した煙突型ITXケースという感じでしょうか。
スモーク強化ガラスパネルにより魅せることも可能なケースとなっており、なかなかかっこいいケースですね。
ただ、2万円ほどするためケースとしては気軽に購入することはためらわれる価格です。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません