Fractal DesignのGold認証SFX-L電源2モデル「Ion SFX」発表
Fractal DesignからGold認証電源でSFX-Lサイズの電源「Ion SFX 650W Gold(製品ページ」と「Ion SFX 500W Gold(製品ページ)」が発表されました。
先日ATX電源が発表、発売されたのは認識していましたが、ここまで早く小型電源が出てくるとは正直思っていませんでした。
ただ、これらの電源の注意点として型番はSFXとなっていますが、実際にはSFX規格(125mm x 100mm)ではなく、それより少し大きいSFX-L規格(125mm x 130mm)の電源となっています。
120mmファンを搭載しているので分かる人にはすぐSFXでは無いな、というのは分かるのですが、型番からするとSFX規格に見えてしまうので、正直なところこれはマイナスかと思います。
(分かる人が見れば分かる、というのはあまりよろしくありません。)
発売日については現時点(2019/10/24)では不明。価格については「Ion SFX 650W」が$110、「Ion SFX 500W」が$90とのことです。(TechPowerUpより)
目次
外観
引用元:Fractal Design
この画像を見ればどういった仕様かなんとなく分かるのではないかと思います。
スペック
Ion SFX 500W Gold | Ion SFX 650W Gold | |
サイズ | SFX-L(125 x 130) | |
80PLUS | GOLD認証 | |
保護機能 | 過電圧保護(OVP),電圧不足保護(UVP),過電力保護(OPP),短絡保護(SCP),過電流保護(OCP),温度超過保護 | |
寿命(MTBF) | 100,000時間 | |
コネクタ ATX |
1 | 1 |
EPS/ATX12V | 1 | 1 |
PCIe | 2 | 4 |
SATA | 4 | 8 |
ペリフェラル | 2 | 2 |
出力(最大) 3.3V |
20A | 20A |
5V | 20A | 20A |
3.3V/5V | 100W | 100W |
12V | 41A | 54A |
-12V | 0.3A | 0.3A |
+5Vsb | 3A | 3A |
合計出力 | 500W | 650W |
保証 | 10年 |
特徴
Ultra-Flexケーブル
Fractal DesignのIon電源シリーズのケーブルは非常に柔らかいUltra-Flexケーブルが採用されています。
引用元:Fractal Design
この超柔軟ケーブルはITXケースの場合ケーブルでキツキツになりがちなので非常に有用と思われます。
付属ケーブル
Ion SFX 500W Gold | Ion SFX 650W Gold | |
ATX24ピン | 350mm | 350mm |
EPS/ATX12V 4+4ピン | 400mm | 400mm |
PCIe 6+2ピン | 400,100mm | 400,100mm x 2 |
SATA | 300,200,200,100mm | 300,200,200,100mm x 2 |
ペリフェラル | 300,200mm | 300,200mm |
日本製105℃コンデンサ
日本製の105℃コンデンサを使用しており、高信頼性と高耐久性を謳っています。
電源内部の画像も公開されています。
引用元:Fractal Design
中身ぎっしりですね。
Zero RPM
低負荷時にはファンが回転しない、Zero RPM機能を搭載しています。
日本語ページの説明では”アクティブ動作を選択可能”となっていますが、同シリーズのATX電源とは異なり切り替えスイッチが無い為、公式サイトの情報が間違っている可能性があります。
まとめ
以上、Fractal Designの「Ion SFX 500W」と「Ion SFX 650W」の紹介でした。
SFX-L規格の電源が搭載可能なMini-ITXケースというのは割とありますが、SFX-L電源を搭載する場合グラボの長さが制限されたり、ただでさえ苦しいケーブルマネージメントが更にキツクなったりとデメリットがある可能性があります。
SFX-L電源を選定する場合には搭載するケースの仕様をしっかりと確認しましょう。
価格については「Ion SFX 650W」で$110とされていますが、日本での価格は不明です。
$1=110円換算で12,100円ですが、実際には15,000円あたりでしょうか。
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