Fractal Design Node 202 エアフロー考察

2020-01-03

Fractal Design Node 202のエアフローが実際のところどうなっているのか調べてみました。
縦置き時での考察となります。エアフローの調査には細い糸を使用しました。

目次

Node 202関連記事

【基本情報】
組立て編
対応CPUクーラー
専用防塵フィルタ
追加ケースファンの注意点
エアフロー考察

【試験的内容】
エアフロー改善①(無理やりファン増設)
エアフロー改善②(ケースに排気穴追加)
エアフロー改善③(ケーブル長改善)
エアフロー改善④(ケース内の肉抜き)
エアフロー改善⑤(小型排気ファン追加)
グラボ温度改善実験
グラボのファン交換

吸気用の穴位置確認

吸気は縦置き時に正面から見た場合、
左側面ににCPU側の吸気穴
右側面に電源とグラボ用の吸気穴があります。
グラボ用の吸気穴にはケースファンが二つ追加可能です。

排気用の穴位置確認

ケースの排気用穴位置として、縦置き時上面部は排気には十分な穴が開いていますが、下部には少しスリットが入っている程度で、さらに縦置き用スタンドに乗せるため排気にはあまり寄与しないと思われます。

それ以外ではグラボの排気穴があります。
ケースに変なヒートシンクが付いているのは無視してください。そのうち記事にします。

ケース内部のエアフロー構造

次に、ケース内部のエアフロー構造を見ていきます。
基本的には上述の吸気穴から吸った空気をCPU側+電源はケース上部へ排気。
グラボ側はグラボ固定ブラケットから排気+ケース内部のエアフロー構造でケース上部へ排気させています。

ケースを開けると電源ケーブルやフロントパネルケーブルが通っている個所に穴が開いているのがすぐに分かりますが、下記画像の①と②のところにも穴が開いています。
組立て編にも書きましたが、元々引き回されているフロントパネルケーブルはグラボとの干渉が減るため②に通しなおすことをお勧めします。
エアフローにとっても元々フロントパネルケーブルが通っていた穴が一番大きいためそこはなるべくスペースを取りグラボの熱の排気を促したいところ。(どうしてもSATAケーブルは来ますが。)

ケース下部については縦置きの場合にはスタンドがあるためほぼ排気をしていない状態と推測。
(これを一応改善を試みました。→改善策②(ケースに排気穴追加))

実際のエアフローはどうなっているのか

では、実際のエアフローがどうなっているか調べてみました。
ほぼ上述の予想通りだったのですが、CPU部分のみ異なっていました。
CPU部分は吸気もしつつ排気もしています。
以下、イメージ図です。
この排気がグラボ側から来るのかCPUファンが暖気をまき散らした結果排気されるかは分かりませんが(おそらく両方)、実際にはこのようになっていました。

まとめ

ケース内部の穴(上述①②)等は取説を見ても明記はないため、意外と気づかない場合があるかもしれません。
既に述べた通り、その穴を使用して配線の引き回しが可能であるため有効活用しましょう。

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