簡易水冷対応ITXケース GEEEK「A60」の紹介
先日、GEEEKの「A50」を紹介しましたが、今回紹介する「A60」を簡単に説明すると、「A50」の幅と背を大きくて120mmファン(240mmのラジエーター)が搭載できるようになったケースとなります。
このケースに限らず、GEEEK製品は 公式サイト からの個人輸入となります。
価格は$79で、そこに送料約$21が掛かり、更に日本の税金が10%ほど取られるかもしれません。 (税金については意外とかからなかったりしますが、念のため取られる前提とします。)
$79+$21に税金10%として$110で約12,000円というところでしょうか。
240mmラジエーターが搭載可能な「A4-SFX」風ケースと考えれば、アリかと思います。
目次
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購入前の注意点
注意点として、GEEEKのケースは組み立て式となります。
自分で組み立てるので、本体価格と送料が安く済むのでしょう。
組立については以下の動画(A50組立て動画)が参考になります。
また、このケースにはライザーケーブルは付属しません。
購入時にオプションで追加(+$20)するか、別途自分で購入しましょう。
外観
引用元:GEEEK
公式サイトの画像ではラジエーターを搭載している画像がないため少し分かりづらいかもしれませんが、上の空いたスペースにラジエーターを搭載可能です。
スペック
サイズ | W158 x H252 x D332mm |
材質 | アルミ(フレーム)、アクリル(パネル) |
対応マザーボード | Mini-ITX |
搭載可能 CPUクーラー |
高さ75mm |
搭載可能グラボ | L300 x H134 x 55mm |
色 | 白/黒 |
シャドーベイ | 2.5” x 2 |
フロントポート | USB3.0 x 2 |
前面ファン | 無し |
後部ファン | 無し |
上部ファン | 120mm x 2 |
底部ファン | 120mm(15mm厚) x 1 |
電源 | SFX |
特徴
サイズ
「A50」と比較して幅が18mm、高さが42mm、奥行きが2mm大きくなりましたが、フットプリント(底面積)はあまり変わらないため、そこまで大きくなったような印象はなく、設置箇所への影響は少ないのではないでしょうか。
容量は約13.2Lで、「A4-SFX」の7.2Lと比較するとやはり大きいですね。
搭載可能CPUクーラー
幅が増えた分CPUクーラーは「A50」が高さ66mmに対して、「A60」は75mmの高さまで搭載可能です。
ここまで搭載できれば、高さ69mmの「大手裏剣 参」なども使用可能です。
とは言っても、外観の項目でも書いたように、ケース上部が明らかにラジエーター搭載スペースになっているため、簡易水冷を使用してこそのケースであると思われます
搭載可能グラフィックボード
長さ300mmまでのグラボを搭載可能になっています。このタイプのケースとしては充分と言えるでしょう。
厚みも55mmまでと、最近多くなってきた2.5スロット占有グラボでもモノによっては搭載できそうですね。
グラボを選定する際は厚みと高さもしっかりと確認しましょう。
ケースファン、ラジエーター
「A50」の上部/下部のファンが最大92mmに対して、「A60」では120mmのファンが搭載可能となっているので、エアフローは向上しているでしょう。
簡易水冷クーラーを使用するとして、CPUはラジエーターで冷却、グラボは側面の吸気穴+ケース下部のファンで冷やすようなイメージでしょうか。
ケース下部の吸気ファンがマザーボード側になるため、マザーボード上のVRM周りなどのコンポーネントが冷やせるかがポイントになるかもしれません。
その他
- サイドパネルはアクリルで、ガラスと比べると傷つきやすいので気をつけましょう。
ライザーケーブルについて
GEEEKのケースのライザーケーブルについて、各紹介ページに記載していますが「A60」にも同様に記載しておきます。
Q: Can I use my PCI-E Riser cable with your case?
参照:GEEEK
A:Since the specs. may be different from other PCIE riser suppliers, such as: mounting holes location, direction, length, etc. We are not able to guarantee other PCIE riser cables can fit in our pc cases, therefore, we will suggest you to purchase the PCIE Riser cable from us.
【個人的意訳】
Q:個人持ちのPCIeライザーケーブル使える?
A:サプライヤー(ケーブルメーカー)や 取付穴位置、向き、長さなどがケースの仕様と合わない可能性があります。他のPCIeライザーケーブルを取り付け出来るかどうかは当社は保証できません。そのため、当社としては純正ライザーケーブルを購入することをお勧めします。
とのことで、基本的にはライザーケーブルはマザーボードのPCIeスロットとグラフィックボードを接続するためのものなので、ライザーケーブルそのものの固定方法と向きに関してはあまり気にしなくてよく、重要なのは長さとケーブルの仕様(メーカーなど)かと思います。
(向きはケーブルによってネジる必要が出てくるかもしれませんが。)
個人的には詳細仕様不明なライザーケーブルを使うよりは自分で選んだものを使用したいですね。
ちなみに、本シリーズ用の純正ライザーケーブルはPCIe x16 180mmで20$となっています。
(一応、A40 V2.0が発売(10月末)された時にライザーケーブルも一緒に購入予定です。詳細仕様についてはお待ちください。11月以降に情報アップする予定です。)
価格と送料など
価格については冒頭で示したとおり、本体$79+$送料21で税金が10%取られるとして約12,000円ぐらいで個人輸入可能だろうと考えています。
更にライザーケーブルを購入する場合には+$20となります。
送料は最も安いのが21$で配送の期間も2-4日と最も早くなっています(早い!)。
↓参考までに東京まで送った場合の内容です。
引用元:GEEEK
購入方法
購入方法については本サイトのGEEEK「A50」紹介ページをご参照ください。
不明な点等ありましたら質問受け付けております。
まとめ
Dan cases「A4-SFX」タイプのケースとしては大き目になりますが、240mmのラジエーターが搭載可能となっており、簡易水冷用モデルと言えるでしょう。(A4-SFXも簡易水冷のせられますけど。)
一応、空冷クーラーも75mmまで搭載できトップフローには限定されるものの、その中では選択肢が多い方です。
ただ、先にも述べた通り空冷クーラーを使用する場合には折角のケース上部ラジエータースペースを遊ばせてしまうことになるため、もったいないのではないかと思います。
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